2008年度 数理計画法
期末試験を2月5日に行いました.
期末試験の過去問:
2007年 :
2006年 :
2004年 :
2003年 :
2002年
単位が心配な学生は
2月13日(金)12時までに問い合わせしてください(携帯電話のメイルも可)。
これ以降は成績の変更は出来ません.
期末試験等の得点についての問い合わせについてはいつでも答えます。
授業の中間と期末に行われる2回の試験の結果,および
演習レポートの提出状況により評価を行う.
出席点は全く考慮しません。
ただし,
-
線形計画に関するレポートを一度も提出していない学生は,
中間試験の受験は不可
-
ネットワーク計画および非線形計画に関するレポートを一度も提出していない学生は,
期末試験の受験は不可
配点:中間試験 50点,期末試験50点,
レポート(全部合わせて最大)20点
合計100点以上は100点に切捨て。
合格の基準:合計60点以上,かつ中間、期末試験ともに25点以上
- 2009/2/5 --- 期末試験
-
問題
- 平均点:全体 36.4点 (問1: 11.2, 問2: 7.6, 問3:8.5, 問4:9.2)
受験者数: 90名
- コメント:
全体的に出来が良かったです.
問題が簡単すぎたみたいです.
- 問題1(a): 簡単な問題.ほとんどの人が出来ていました.
- 問題1(b): これも授業を聞いていれば簡単な問題.
- 問題1(c): 「残余ネットワークを用いて」というところを考慮していない場合は減点.
- 問題2(a-1):
第8回目の授業で教えたとおりに説明すればOK.
人工問題のネットワークを書いただけでは減点.
- 問題2(a-2):
簡単な問題.ほとんどの人が出来ていました.
- 問題2(b):
ネットワークを書いただけで,手順が説明されていない場合は減点.
- 問題3(a), (b): 最急降下方向,直線探索,ステップサイズ,ニュートン方向など
のキーワードを用いて,手順がきちんと説明されていない場合は減点.
- 問題3(c): 授業で説明した長所,短所がある程度列挙されていればOK.
- 問題4(a): 授業最終回のレポートで出した問題なので,出来た人が多数.
凸関数の定義がきちんと書けていない場合には減点.
- 問題4(b):
簡単な問題.ほとんどの人が出来ていました.
- 問題4(c): 問題に誤りがあって申し訳ありませんでした.
誤り修正前の問題の答えが書いてあっても可です.
- 2009/1/29 第12回目--- 非線形計画その4
- 2009/1/22 第11回目--- 非線形計画その3
-
配布資料
(いくつが誤植があったので修正しておきました)
- 2009/1/15 第10回目--- 非線形計画その2
- 2009/1/8 第9回目--- ネットワーク計画その4,
非線形計画その1
- 12/18 第8回目--- ネットワーク計画その3
- 12/11 第7回目--- ネットワーク計画その2
- 12/4 --- 中間試験
-
問題
- コメント
- 問題1(a):サービス問題.問(d)の答えと同じになるはずですが,
異なっている解答があるのはなぜ?
- 問題1(b): 「巡回を防ぐ」という目的が書かれていないと減点.
- 問題1(c): サービス問題.
- 問題1(d): この手の計算問題は皆さん良くできているようです.
- 問題2(a): サービス問題.
- 問題2(b): サービス問題.ただし,許容辞書である理由が書いていないと減点.
- 問題2(c): 一回ピボット演算をすれば解ける簡単な問題.
- 問題2(d): 主問題の変数x1, x2, x3, x4 と双対問題の変数 y1, y2, y3, y4 がどのように対応しているかを問う問題.出来た人はごくわずか.
- 問題2(e): 2つの辞書をよく見ればわかる問題.問(d)がヒントになっている.
- 問題3(a): 不等式を書いただけでは減点.「x は主問題の許容解,y は双対問題の
許容解」ということをきちんと書くこと.
- 問題3(b): 証明中に出てくる記号(ベクトル)x, y 等の定義がきちんとされていないこと
が多い.
また,「任意の」「ある」という言葉が適切に使われていない場合も良く見受けられる.
これらに該当する場合は減点.
- 問題3(c):
サービス問題にもかかわらず,出来ていないのはもったいない.
双対問題の非負条件が書かれていない解答が幾つかあり.
相補性条件が正しく書かれていない解答が幾つか見受けられた.
- 問題3(d):
レポートで出した問題とほぼ同じ問題.
最終的な答えが合っていただけではダメ.
主問題の最適性の判定については相補性条件を使うが,
その際主問題の解と双対問題の解が共に許容解でないと最適性が導けないことに注意.
とくに,双対問題の解の許容性をきちんとチェックしていない解答が多かった.
単体法を使って最適性を示している解答も幾つかあったが,あまり望ましくない解答.
双対問題の最適性の判定において,解の許容性について言及していないと減点.
- 問題4(a): 実行不可能な主問題と非有界な双対問題を書いただけではダメ.
主問題が実行不可能な理由,および双対問題が非有界である理由が
きちんと書かれていない場合は減点.
実行可能領域を図示して説明した場合はOK.
- 問題4(b): 変数として,各作業の処理開始時間(もしくは処理終了時間)を
使うと素直な形で定式化できる.
別の変数を使った場合は,書いた条件式の意味や妥当性がきちんと説明されていないと
減点.
- 11/27 第6回目--- ネットワーク計画その1
- 11/20 第5回目--- 線形計画その4
- 11/13 第4回目--- 線形計画その3
- 10/23 第3回目 --- 線形計画その2
- 10/09 第2回目 --- 線形計画その1
- 10/02 第1回目 --- 数理計画問題とは?