学生の授業への感想と私の返事 (悪かったところ)
- 演習問題に対する解答が欲しい
かなりの学生からこの意見が出ていました.
「演習問題を添削して欲しかった」 という声もありましたが,
添削するには時間がちょっと足りませんでした.
授業中に答えあわせをするとか,解答を配ったりすれば良かったですね.
遅くなりましたが,
ここに
演習問題の解答を置いておきます.
カリキュラムには「組合わせ最適化演習」という時間があるので,
これとうまくリンクして講義を進めるのが理想的なのですが...
- 講義室近くでの工事の騒音がうるさかった
- 講義室が毎回変わっていて,移動が大変だった
この2点については, 大学の事務の方が決めたことで, 私には
何もできませんでした.
ごめんなさい.
理工学部の建物を工事していたため, 講義室が足りなくなっているとの
ことでした.
でも,講義室の移動を減らしてくれるようにするとか,
講義中の工事をストップするなど, 大学側ももう少し配慮してくれても
良いのではないかと思いました.
- 初日の計算量・オーダーのところが
分かりにくかった
新しい概念がたくさん出てきたので, もう少し時間を費やせば良かったですね.
-
板書が速すぎた
ゆっくり書いたつもりでしたが, まだまだ速かったようですね.ごめんなさい.
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定理などの証明が厳密でなかった
時間の都合上,証明を一部省略してしまいました.
証明が好きな学生にとっては, 厳密でない証明を聞くのは
ストレスになったかもしれませんね.
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出席を毎回とらなかった
実は, 演習問題の提出をもって出席としていました.
でも,授業をサボる人はいなかったようなので, 出席をとる
必要はなかったのかな?
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施設配置問題を扱って欲しかった
施設配置問題を知っているとは, なかなか勉強熱心だね.
参考にします.
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レポートを提出させるのではなく, テストを実施して欲しかった
レポートを提出させる方が単位が確実にとれるので,
学生にとってはそちらの方が良いかな, と思ってレポートにしました.
私としては, 授業内容をしっかりと復習して理解してくれさえすれば,
テストでもレポートでも良かったのですが.
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レポート問題が難しすぎた
意欲のある学生のために, あえて難しそうな問題を用意してみました.
- 声が小さい, 話が聞き取りにくい
もう少しゆっくり,明瞭に話すべきでしたね.
- 例が少なかった
- 同じ例を何度も使うのではなく, 違う例も
使った方が分かりやすい
もっと例を使って,より詳しく説明すべきところが幾つかありましたね.
反省...
- 時間の配分がまずい
普通の授業時間通りにやった方が学生にとっては良かったかも
しれませんね.
ただし,教える内容によって必要な時間が変わってくるので,
今回のやり方は私にとってはやりやすかったです.
実は, こういうところが集中講義の良い所だったりします...
-
黒板に向かって黙って板書していることが多かった
確かにそうでしたね.
板書と話のバランスをもう少し考えます.
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アルゴリズムの説明の際, 一般的な話が多かった
やっぱり具体的な話も聞きたいですよね.
今後工夫します.
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演習問題を解いた後で, 学生に問題を解かせて理解の確認をすると良い
当初はそうしようと思ったのですが, 授業時間が思ったより足りなくて,
学生を当てる時間がなくなってしまいました.
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休憩前に演習問題を配ると休憩時間がなくなる
休憩は十分にとってもらうつもりでいたのですが,
演習問題を配るタイミングがまずかったようです.
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教科書を指定して欲しい
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参考文献をもっと教えて欲しい
弘前大学の図書館には組合せ最適化関連の書籍が少ないのですね.
レポート問題を解くときに苦労したことと思います.
教科書を指定できれば良かったのですが,
私が講義を担当することに決まったのが今年の5月だったので,
間に合いませんでした.
後期の「ネットワーク理論」の授業で使うテキストが良い教科書になると思い
ます.