― HTML入門 ―



■ 文書構造に関するタグ
<HTML> ... </HTML> ... の部分が HTML 文書であることを表す
<HEAD> ... </HEAD> ... の部分がヘッダ(本文以外のタイトルとか作成者)であることを表す.
<TITLE> ... </TITLE> ... の部分がこの文書のタイトルであることを表す.普通はここに書かれた ものはブラウザのウィンドウのタイトル部分に表示される.
<BODY> ... </BODY> ... の部分が HTML 文書の本文であることを表す
<BODY BGCOLOR="color"> ... </BODY> 背景色を color 色にする
<BODY BACKGROUND="file"> ... </BODY> 背景を fileで指定される画像にする
<H1> ... </H1> ... の部分が第1レベルの見出しであることを表す
<H2> ... </H2> ... の部分が第2レベルの見出しであることを表す
... ...
<H6> ... </H6> ... の部分が第6レベルの見出しであることを表す

■ 文字(フォント)の形,色,サイズに関するタグ

<B> ... </B> ... の部分を太字 (bold) にする
<I> ... </I> ... の部分を斜体 (itatlic) にする
<TT> ... </TT> ... の部分をタイプライタ体 (typewriter) にする
<EM> ... </EM> ... の部分を強調 (emphasize) する
<U> ... </U> ... の部分に下線 (underline) をつける
<S> ... </S> ... の部分に取消線 (strikeout line) をつける
<SUB> ... </SUB> ... の部分を下付 (subscriptlike this) にする
<SUP> ... </SUP> ... の部分を上付 (superscriptlike this) にする
<font ***> ... </font> ... の部分を *** で指定した属性にする.

FONT タグの使用例

     <FONT size=6> ... </FONT>     サイズを6にする(サイズは1〜7)
     <FONT color="red"> ... </FONT>  色を赤にする(色の名前は以下を参照)
     <FONT size=2 color="blue"> ... </FONT>
                                    サイズを2にして色を青にする
□ 色の名前
black red green
gray mediumvioletred greenyellow
darkgray lightcoral lightgreen
slategray orchid forestgreen
blue indianred chartreuse
cornflowerblue deenpink darkgreen
cyan darkred seagreen
darkblue crimson springgreen
darkcyan coral olive
darkslateblue chocolate teal
deepskyblue dardorange palegreen
dodgerblue firebrick mediumseagreen
lightblue hotpink lawngreen
mediumblue violet lime
mediumslateblue mediumvioletred limegreen
midnightblue lightcoral turquoise
navy darkgoldenrod olivedrab
paleturquoise gold aquamarine
powderblue goldenrod yellowgreen
skyblue salmon khaki
aqua orange darkkhaki
slateblue pink yellow
lightslategray orangered navajowhite
steelblue tomato palegoldenrod
magenta maroon rosybrown
cadetblue mediumorchid fuchsia
□ RGB レベルで色を指定する
画面上の各点の色は,赤(R),緑(G),青(B)の3原色の組合わせで 表示されています.R, G, B はそれぞれ,0から255の明るさで光らせることが できて,例えば,赤(R) を 255, 緑(G) を 0, 青(B) を 0 で光らせると その点は赤に見え,赤(R) を 255, 緑(G) を 255, 青(B) を 0 で光らせると 黄色になります.以下に R, G, B のいくつかの組合わせを示します.
赤の明るさ(R) 緑の明るさ(G) 青の明るさ(B)  
10進数16進数 10進数16進数 10進数16進数 見える色
0 00 0 00 0 00
255 FF 0 00 0 00
0 00 255 FF 0 00
0 00 0 00 255 FF
255 FF 255 FF 0 00
255 FF 0 00 255 FF
0 00 255 FF 255 FF
255 FF 255 FF 255 FF
144 90 144 90 144 90
100 64 120 78 200 C8
HTML でも,この RGB の組合わせで色を指定することができます. 例えば,ある部分の文字の色をくすんだ水色の中間色にしたければ
     <FONT COLOR="#6478C8"> ある文字列 </FONT>
のようにします.このように,RGB で色を指定する場合は,R, G, B の 明るさを16進数で与えることに注意してください.
     COLOR="#6478C8"
の部分が色の指定になっていて,一般には
     COLOR="#RRGGBB"
のように指定します.ここで,RRGGBBはR, G, B の明るさを 16進数表記したものです.

□ < や > などの特殊文字の表示
< や > はタグ記号として使われるために,HTML ファイルに 直接これらの記号を書いてもブラウザには表示されません.そこで, これらを表示するには,特別な記号を使います.

HTML ファイル内 ブラウザでの見え方
&lt; <
&gt; >
&amp; &
&quot; "
■ WWW と HTMLの配置に関するタグ
<BR> 改行する
<P> 段落を変える
<CENTER> ... </CENTER> ... の部分を中央寄せにする
<PRE> ... </PRE> ... の部分を HTML ファイルに書いたのと同じ体裁で表示する

□ ある段落の行全部を中央寄せ,左寄せ,右寄にする

<P ALIGN=CENTER> ... </P> ...の部分の段落のすべての行を中央寄せにする
<P ALIGN=RIGHT> ... </P> ...の部分の段落のすべての行を右寄せにする
<P ALIGN=LEFT> ... </P> ...の部分の段落のすべての行を左寄せにする (何も指定しない時と同じ)
■ 箇条書(リスト)関連のタグ
<UL><LI> ... </UL> マークつきリスト
<OL><LI> ... </OL> 番号つきリスト
<DL><DT>...<DD> ... </DL> 定義型リスト

□ マークつきリストの使用例

HTMLでの記述 見え方
<UL>
  <LI> 冷蔵庫
  <LI> テレビ
  <LI> 洗濯機
</UL>
  • 冷蔵庫
  • テレビ
  • 洗濯機

□ 番号つきリストの使用例

HTMLでの記述 見え方
<OL>
  <LI> 序論
  <LI> 提案
  <LI> 結論
</OL>
  1. 序論
  2. 提案
  3. 結論

HTMLでの記述 見え方
<OL>
  <LI> 序論
    <UL>
      <LI> 過去の結果
      <LI> 意義
    </UL>
  <LI> 提案
    <UL>
      <LI> 提案1
      <LI> その2
    </UL>
  <LI> 結論
</OL>
  1. 序論
    • 過去の結果
    • 意義
  2. 提案
    • 提案1
    • その2
  3. 結論

□ 定義型リストの使用例

HTMLでの記述 見え方
<DL>
  <DT> パソコン
  <DD> パーソナルコンピュータ
  <DT> WWW
  <DD> World Wide Web の頭文字
  <DT> ブラウザ
  <DD> HTMLに従って文書を表示するソフトウェア
</DL>
パソコン
パーソナルコンピュータ
WWW
World Wide Web の頭文字
ブラウザ
HTMLに従って文書を表示するソフトウェア

■ 表形式で表示する
表を表示するには TABLE タグを 使います.

<TABLE> ... </TABLE> ... の部分が表であることを表す
<TABLE BORDER> ... </TABLE> ... の部分が枠線つき の表であることを表す
<TH> ... </TH> ... の部分が見出しであることを表す
<TR> ... </TR> ... の部分が表の1行であることを表す
<TD> ... </TD> ... の部分が表の1項目であることを表す

TABLEタグの使用例
HTMLでの記述 見え方
<TABLE BORDER>
<TR><TH> 科目 </TH><TH> 得点 </TH></TR>
<TR><TD> 経済原論 </TD><TD> 80 </TD></TR>
<TR><TD> 確率統計 </TD><TD> 55 </TD></TR>
<TR><TD> 英語 </TD><TD> 98 </TD></TR>
</TABLE>
科目 得点
経済原論 80
確率統計 55
英語 98

□ 種々の指定

HTML意味
表の位置と大きさ
<TABLE ALIGN=LEFT> 表をウィンドウの左端に表示
<TABLE ALIGN=RIGHT> 表をウィンドウの右端に表示
<TABLE WIDTH=w% HEIGHT=h%> 表の横,縦の長さをウィンドウのw%, h% に固定する
欄内の項目の位置
<TR ALIGN=RIGHT> その行全部の項目を欄内に右寄で表示
<TR ALIGN=CENTER> その行全部の項目を欄内に中央寄で表示
<TD ALIGN=RIGHT> その項目を欄内に右寄で表示
<TD ALIGN=CENTER> その項目を欄内に中央寄で表示
背景色
<TABLE BGCOLOR="color"> 表全体の背景色を color色にする
<TD BGCOLOR="color"> その欄の背景色を color色にする
<TH BGCOLOR="color"> その見出しの背景色を color色にする
複数列(横方向)にまたがる欄
<TD COLSPAN=n> 横にn個分の欄にわたる欄にする
複数行(縦方向)にまたがる欄
<TD ROWSPAN=n> 縦にn個分の行にわたる欄にする
その他
<TD NOWRAP> その欄内での改行を禁止

□ 使用例

HTMLでの記述 見え方
<TABLE BORDER>
<TR><TD> あ </TD>
    <TD ALIGN=CENTER BGCOLOR="YELLOW"> い </TD>
    <TD ALIGN=RIGHT> う </TD></TR>
<TR><TD COLSPAN=2 ALIGN=CENTER> え </TD>
    <TD> お </TD></TR>
<TR><TD> かき </TD>
    <TD> くけ </TD>
    <TD> こさ </TD>
    </TR>
</TABLE>
かき くけ こさ

■ リンクに関するタグ
ある項目を,文書中の別の場所や別の場所にある文書などと リンクしておくことにより,ブラウザの画面上でその項目を クリックするだけでそれらのリンク先の文書が表示されます.

<A HREF="URL"> ... </A> ... の部分のリンク先を URL で指定された他の文書に設定する
<A HREF="#name"> ... </A> ... の部分のリンク先を同じ文書内の name で指定された 場所に設定する
<A NAME="name"> ... </A> ... の部分に name という名前をつけて,他の場所から リンクできるようにする

HTMLでの記述 見え方
<UL>
  <LI> <a href="http://www.yahoo.co.jp/">
    ヤフー </a>
  <LI> <a href="http://www.google.com/">
    Google </a>
  <LI> <a href="http://www.ntt.co.jp/">
    NTT </a> </UL>
</UL>

■ その他のタグ(画像など)
<IMG SRC="file"> file で指定される画像を表示する
<IMG SRC="file" ALIGN=pos> file で指定される画像を pos で指定される位置に 表示する.pos には left, right, top, middle, bottom 等を指定できる.
<HR> 横線を引く
<HR NOSHADE> 陰影のない横線を引く
<BLINK> ... </BLINK> ... の部分を点滅させる

HTMLでの記述 見え方
けーぶるかーです...
<img src="cablecar.jpg"
align="top">
けーぶるかーです...
(注意) IMG SRC= で表示できる 画像ファイルは,JPEG あるいは GIF という形式で保存された ものでなければなりません.