平成10年度5月 RAMPの案内
- 日時:5月23日(土) 14:00 〜 17:00
- 場所:上智大学10号館3階322号室(4月とは会場が異なります!)
- 発表1:松林伸生氏(日本電信電話(株))
- 『An application of Lemke's method to a class of Markov decision
problems』
- 本発表では、最適停止問題や動的最短経路問題などに現れる、あるクラス
の有限状態マルコフ決定過程の問題が線形相補性問題として定式化でき、
Lemke法を用いて状態の数以下の反復回数で解けることを示す。ここで定式
化される線形相補性問題は、有名なcopositive-plus条件を必ずしも満たす
とは限らないが、1976年に小島ー西野ー関根によって示された、一般の
非線形相補性問題に対する拡張されたLemke法が動くための必要十分条件を
満たしていることを証明する。
- 発表2:村松正和氏(上智大学機械工学科)
- 『主双対対称なピボットルールを用いるネットワーク単体法について』
- 主問題,双対問題に対称なピボットルールを用いる単体法を
ネットワーク問題に適用することについて考察する.
計算複雑度,初期化の方法,内点法やレムケ法との関係について
などを述べる予定である.
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